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熨斗(のし)は?相場は?抑えて安心!お歳暮を贈るためのマナーと基本知識
2025/12/01 コラム

お歳暮の内容を決め、いざ準備を始めると、気になるのがマナー。「熨斗(のし)ってこれで正しい?」「相場はいくら?」「いつまでに贈れば失礼にならない?」と、いくつもの疑問がわいてくるものです。特に、失礼があってはいけない相手へ贈るときほど、慎重になりますよね。
そこで今回は、お歳暮の熨斗・相場・時期の疑問 にお答えします!
初めての方はもちろん、改めて確認しておきたい方にも役立つ内容です。
熨斗(のし)とは?

「熨斗」とは、贈り物に感謝・敬意・ご挨拶といった、相手を想う丁寧な気持ちを込め、改まった“贈答品”にするためのものです。その歴史は古代の献上品にまでさかのぼり、長寿や繁栄を象徴する「熨斗鮑(のしあわび)」を贈り物に添えたことから始まり、日本書紀にもその記録が見られます。時代とともに形を変え、現代では熨斗と水引を印刷した「熨斗紙」を使う形式が一般的となりましたが、日本ならではの贈答文化として定着しています。
お歳暮に使う熨斗紙の基本
・水引:紅白の蝶結び
水引とは、和紙をこより状にして固めた飾り紐のこと。遣唐使が持ち帰った贈答品に使われていたことが始まりと言われています。水引は色や結び方によって意味が異なり、贈るシーンに合わせて選ぶ必要があります。
お歳暮に使われるのは紅白の蝶結び、何度でも結び直せることから、「良いことが何度あってもよい」という意味があり、出産・進学・ご挨拶など、繰り返し起こり得る慶事に選ばれます

水引の右上にある飾りが熨斗。水引の本数にも意味があり、5・7・10本と奇数が使われます。一般的な慶事の場合は5本が選ばれます。
・表書き(上段):「お歳暮(御歳暮)」
お歳暮の場合は「お歳暮(御歳暮)」と書きます。時期が過ぎた場合、年始には「お年賀(御年賀)」、松の内以降「寒中御見舞」と書き方を変えるのがマナーです。
・名入れ(下段):「贈り主の名前
必ず入れないといけないというルールはありませんが、受け取る方が贈り主を明確にしておくために入れることが好ましいです。氏名、または会社名+氏名の順に書くとより丁寧な印象になります。
「内熨斗」「外熨斗」どう使い分ける?
お歳暮ではどちらを使っても間違いではありませんが、目的によって選び方が異なります。
・内熨
熨斗紙を包装紙の“内側”にかけるため、渡す時に表書きが見えません。宅配便で贈るとき、熨斗が傷むのを避けたい場合に便利です。贈り先が遠方の場合やオンライン注文での配送では、内熨斗を選ぶことも増えています。
・外熨斗
贈り物の“外側”に熨斗紙をかけるので、表書きや名入れがすぐ見えます。感謝や挨拶の気持ちをはっきり伝えたいときに最適です。お歳暮を手渡しできる場合やビジネスシーンでは外熨斗がよく使われます。

熨斗をかけることは、贈り物そのものを華やかにするだけでなく、その一つ一つに深い意味が込められており、感謝の想いを形にして伝えてくれるのです。
お歳暮の相場は?
贈る相手との関係性に合わせて、次の価格帯が一般的です。
・3,000円〜5,000円:友人・親戚・お世話になった方
・5,000円〜10,000円:上司・取引先・特別な関係性の相手
お中元は「上半期の感謝を伝えるもの」に対し、お歳暮は「一年の感謝を伝えるもの」なので、お中元より予算を高めにすることが多いようです。また、特にお世話になった方にはワンランク上のものを選ぶこともおすすめですが、無理に金額を上げる必要はなく、“お相手に気を遣わせず、無理のない範囲で続けられる金額” を選ぶのが良いでしょう。
お歳暮を贈る時期は?

12月13日〜20日までに贈ることが一般的ですが、地域差があります。次の目安を覚えておくと安心です。
・関東:12月初旬〜12月末
・関西:12月13日〜12月末
もし時期を過ぎてしまう場合は、
・1月7日まで:御年賀
・1月8日以降:寒中御見舞
と、表書きを変えましょう。
たきものゑびすのお歳暮対応
たきものゑびすでは、

・オリジナルデザインの熨斗紙(内熨斗/外熨斗)
・名入れ
・手提げ袋
すべて無料で対応しております。
また、ご予算に合わせた詰め合わせ(2,000円台〜)をお選びいただけます。


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お歳暮は、感謝の想いを込めた特別な贈り物
お歳暮は、ただの贈り物ではなく、「一年の感謝の気持ちを贈り物にする」 日本の美しい文化です。熨斗の選び方やマナーを知っておくだけで、相手への思いやりがより丁寧に伝わります。
“贈り物”は、相手を想う時間そのもの。日々の感謝の気持ちが、きっと受け取った方の心に届くことでしょう。 お歳暮の贈り物として、ぜひ、たきものゑびすのチリメン山椒をお選びください。おこぶ山椒との詰合わせもございます。